犬は退屈すると、何をすると思いますか?
「寝るんじゃない?」
そう思う方も多いかもしれません。
もちろん、それも間違いではありません。
でも私は、たくさんの犬と接してきて、
犬は退屈すると、静かにサインを出していることが多い。
そう感じています。
今日は、トリマーとして感じている「犬の暇だよサイン」についてお話しします。
ボーッとしている犬、本当に満たされていますか?
犬が何もせず、ボーッとしている。
「今日は落ち着いていていい子だな。」
そう思うことはありませんか?
でも、その子は本当に満たされているのでしょうか。
やることがなくて、
ただ時間が過ぎるのを待っているだけかもしれません。
私たち人間でも、
休日に何もすることがなく、一日中ボーッとしていたら、
「今日は充実した!」
という日ばかりではありませんよね。
犬も同じなのではないかと私は思っています。
飼い主さんが動くと、犬も動く
家でゆっくりしているとき、
愛犬が寝ていたのに、
あなたが立ち上がると、一緒についてくることはありませんか?
キッチン。
洗面所。
玄関。
もちろん、大好きな飼い主さんと一緒にいたい気持ちもあるでしょう。
でも私は、
「何か楽しいことが始まるかな?」
そんな期待もあるように感じています。
犬は言葉で「暇だよ」とは言えません。
だから、行動で伝えているのかもしれません。
犬は退屈すると、こんなサインを出すことがあります
私が普段感じているサインはこんなものです。
・足先を舐める
・前足をカミカミ噛む
・飼い主さんをじっと見つめる
・ご飯を欲しがる
もちろん、これらすべてが「退屈」が原因とは限りません。
病気や痛み、不安が隠れていることもあります。
でも、毎日の暮らしを見直すきっかけにはなると思います。
「遊びたい」が足を舐める理由になることも
以前の記事でも書きましたが、

私は足を舐める子を見ると、
「もっと遊びたいのかな。」
と思うことがあります。
実際、よく走って遊ぶ子で、足をずっと舐め続けている子はあまり見かけません。
散歩をして、
走って、
においを嗅いで、
家族と遊ぶ。
そんな時間がしっかりある子は、表情も穏やかな子が多い印象です。
もちろん、皮膚の病気やアレルギーなどが原因の場合もあります。
だからこそ、「クセだから」と決めつけるのではなく、一度その子の暮らし全体を見てあげてほしいと思います。
犬は「モノ」より「体験」が好き
退屈そうだから、新しいおもちゃを買う。
もちろん、それも楽しいことです。
でも私は、それ以上に犬が喜ぶのは、
一緒に歩くこと。
においを嗅ぐこと。
ボールを追いかけること。
草の上を歩くこと。
家族と笑いながら過ごすこと。
そんな時間だと思っています。
犬は、「モノ」を集めたいわけではありません。
今日も楽しかった。
その気持ちが何より大切なのではないでしょうか。
今日のおうちチェック
今日、愛犬が一番楽しそうだった瞬間を思い出してみてください。
散歩中でしたか?
遊んでいる時でしたか?
家族とくっついている時でしたか?
もし思い浮かばなかったら、
明日は5分だけでも一緒に外へ出てみてください。
新しいにおいを嗅ぐだけでも、犬にとっては立派な刺激になります。
犬は、あなたに伝えています
犬は話すことができません。
だから、
ボーッとしていることも。
ついてくることも。
見つめることも。
足を舐めることも。
すべて、その子なりの「伝えたいこと」なのかもしれません。
私は、犬の行動には理由があると思っています。
だから、「困った行動」と決めつける前に、
「この子は何を伝えたいんだろう。」
そう考えてみてほしいのです。
犬は今日も、小さなサインを送り続けています。
そのサインに気づいてくれる人が、一人でも増えたら。
私はそれだけで、とても嬉しく思います。