犬はお腹いっぱいなら幸せ?トリマーが考える、本当に満たされる暮らし

「たくさん食べる子だから、いっぱい食べさせています。」

「おやつが大好きなんです。」

犬と暮らしていると、ご飯やおやつは愛情表現のひとつになります。

もちろん、おいしくご飯を食べる時間は犬にとって幸せです。

でも私は、トリマーとしてたくさんの犬と出会う中で、こんなことを考えるようになりました。

ご飯は幸せのひとつ。

でも、

唯一の楽しみにはしてほしくない。

今日はそんなお話です。

目次

犬の幸せは、ご飯だけではありません

犬は食べることが大好きです。

だから、「お腹いっぱい食べさせてあげたい」と思う気持ちは、とても自然なことです。

でも、犬の毎日を見ていると、幸せはご飯だけでは作れないと感じます。

散歩へ行くこと。

風のにおいを嗅ぐこと。

草むらを歩くこと。

ボールを追いかけること。

飼い主さんと笑いながら遊ぶこと。

安心して眠ること。

犬には、ご飯以外にもたくさんの「楽しい」があります。

私は、その時間を増やしてあげることのほうが大切なのではないかと思っています。

ご飯が一番の楽しみになっていませんか?

もし犬の一日が、

朝ご飯。

寝る。

夕方ご飯。

また寝る。

そんな毎日だったらどうでしょう。

きっと、ご飯の時間だけが楽しみになります。

でも、

朝散歩へ行って、

においをたくさん嗅いで、

少し走って、

昼はぐっすり眠って、

夕方また外へ出て、

家族とゆっくり過ごして、

最後にご飯を食べる。

そんな一日なら、ご飯は「幸せのひとつ」になります。

私は、その違いはとても大きいと思っています。

運動すると、ご飯がおいしくなる

私自身、散歩をしっかりしている犬は、とても生き生きしていると感じます。

毎月トリミングに来てくれる子の中でも、散歩を楽しんでいる子は、体つきもすっきりしていて、表情も穏やかな子が多い印象です。

もちろん犬には個体差があります。

でも、体を動かすことは、筋肉だけでなく心のリフレッシュにもつながります。

いっぱい遊んで、お腹が空いて、おいしくご飯を食べる。

私は、その流れが自然だと思っています。

私が考える食事回数について

これはあくまでも私自身の考えです。

運動量が少ない成犬であれば、1日1食でも十分な子はいると感じています。

一方で、たくさん運動する子や、一度にたくさん食べられない子、成長期の子などは、食事を2回以上に分けたほうが合う場合もあります。

大切なのは、「何回食べるか」ではなく、その子の暮らしや運動量に合っているかどうかです。

食事は、その子の生活に合わせて考えてあげたいですね。

お腹にも「休む時間」が必要

私が大切にしたいと思っているのは、お腹を満たし続けることではありません。

体にも休む時間が必要です。

私たち人間も、体調を崩したときには、消化ばかりに体力を使うより、回復するためにエネルギーを使えたほうがいいと言われることがあります。

犬も同じように、食べる時間だけでなく、体を休ませる時間があってもいいのではないかと私は考えています。

今日のおうちチェック

今日、愛犬の一日を思い返してみてください。

今日一番楽しそうだった時間は、いつでしたか?

散歩でしょうか。

遊んでいる時間でしょうか。

家族とくっついて眠っている時間でしょうか。

それとも、ご飯の時間だけでしょうか。

もし「ご飯が唯一の楽しみかも」と感じたら、明日は5分でもいいので、一緒に外へ出てみてください。

新しいにおいを嗅ぐだけでも、犬にとっては大切な時間になります。

犬にあげたいのは、お腹いっぱいより「楽しかった一日」

私は犬たちに、

お腹いっぱいより、

「今日は楽しかった。」

と思って眠ってほしい。

たくさん歩いて。

遊んで。

風を感じて。

好きな人と一緒に笑って。

そして、お腹が空いたら、おいしくご飯を食べる。

そんな毎日が続けば、ご飯は「唯一の楽しみ」ではなく、「幸せのひとつ」になります。

犬の幸せは、お腹を満たすことだけではありません。

一日が満たされること。

私は、それが犬にとって本当の幸せなのではないかと思っています。

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この記事を書いた人

*トリマー歴10数年。自宅開業し6年、”いぬ愛”が止まらなく犬の健康のため東洋医学の資格取得。
*プライベートでは4児のママ。健康や生き方マニア。家庭菜園も趣味。
トリミング、犬との暮らし方、薬膳、子供、マインド、自然

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