犬の皮膚は体からのサイン?トリマーが「暮らしを整える」ことを大切にする理由

「皮膚が赤くなっています。」

「フケが増えてきました。」

「ベタベタしてにおいます。」

トリマーをしていると、皮膚について相談を受けることが本当に多くあります。

もちろん、炎症が強かったり、かゆみが続いたりするときは、まず動物病院で診てもらうことが大切です。

でも私は、そのあとにもう一つ考えてほしいことがあります。

それは、

「なぜ、この子の皮膚にサインが出たんだろう?」

ということです。

私は毎月たくさんの犬に触れています。

だからこそ思うのです。

皮膚だけを見ても、本当の原因は見えてこないことがある。

今日は、私がトリマーとして毎日感じていることを書いてみたいと思います。

目次

毛や皮膚を見たら、その子の暮らしまで見える

トリミングでは毛を切るだけではありません。

シャンプーをして、乾かして、全身を見て触ります。

だから、小さな変化にも気づきます。

「今日は毛がパサついているな。」

「皮膚が少しベタついている。」

「前よりフケが増えた。」

「毛ヅヤが変わった。」

そんな変化を見ていると、不思議なくらいその子の暮らしが見えてくることがあります。

散歩は楽しめているかな。

よく眠れているかな。

最近ストレスはなかったかな。

体はしっかり動かせているかな。

もちろん、見ただけですべてが分かるわけではありません。

でも私は、

毛や皮膚を見たら、その子の暮らしまで見える。

そんな気持ちで、毎日犬たちに触れています。

私が好きな「皮脳同根」という考え方

私は「皮脳同根(ひのうどうこん)」という考え方が好きです。

皮膚と脳は深くつながっている。

犬も人も、緊張すると肌が荒れたり、ストレスで体調を崩したりすることがあります。

また、皮膚の状態は腸内環境や毎日の暮らしなど、さまざまな影響を受けるとも言われています。

私は毎月たくさんの犬を見ていて、

「皮膚だけが悪い」

という子は少ないように感じています。

皮膚に症状が出ている時は、その子の生活全体を見直すタイミングなのかもしれません。

皮膚は、体からのお手紙

ベタベタした皮膚。

乾燥したフケ。

湿疹。

かさぶた。

じゅくじゅくした炎症。

診断や治療は獣医師にお任せすることが大切です。

でも私は、

皮膚は体からのお手紙だと思っています。

「少し疲れているよ。」

「ちょっと休ませて。」

「暮らしを見直してほしい。」

そんな小さなサインを送ってくれているように感じるのです。

だから私は、皮膚だけを見て終わりにはしたくありません。

私が大切にしているのは「整える」という考え方

皮膚トラブルがあると、

「何を塗ればいいですか?」

「どのシャンプーがいいですか?」

という質問をいただきます。

もちろん、それも大切です。

でも私は、

治すことより、整えること。

を大切にしています。

例えば、

皮膚を清潔に保つこと。

散歩を楽しむこと。

しっかり体を動かすこと。

よく眠ること。

ストレスをためすぎないこと。

その積み重ねが、皮膚にも表れてくると感じています。

トリマーとして好きなケア

私自身が皮膚ケアとして好きなのは、

重炭酸泉。

ハーブパック。

クマザサ温浴です。

どれも「病気を治す」ためではありません。

皮膚環境を整えるためのケアです。

皮膚がベタつきやすい子。

乾燥しやすい子。

体臭が気になる子。

そんな子たちにも取り入れやすい方法だと思っています。

そして、毎日の暮らしも一緒に見直していく。

私は、その積み重ねがとても大切だと感じています。

皮膚だけを見ないでほしい

皮膚に症状が出たとき、

私はまず生活を思い浮かべます。

散歩は楽しめているかな。

体を動かせているかな。

ゆっくり眠れているかな。

リラックスできているかな。

食事は合っているかな。

皮膚だけを一生懸命ケアしても、

暮らしが変わらなければ、また同じことを繰り返してしまうかもしれません。

だから私は、

皮膚ではなく、暮らしを見る。

そんな気持ちを大切にしています。

今日のおうちチェック

今日はぜひ、愛犬の毛をかき分けて皮膚を見てみてください。

・赤みはありませんか?

・ベタつきやフケはありませんか?

・いつもよりにおいは強くありませんか?

・足先やお腹をよく舐めていませんか?

・皮膚が黒ずんでいる場所はありませんか?

気になる変化があれば、自己判断せず動物病院にも相談してください。

そして、

皮膚だけを見るのではなく、

その子の毎日の暮らしも一緒に思い返してみてください。

私は、皮膚ではなく「暮らし」を見ています

トリマーは病気を診断することはできません。

でも、毎月犬に触れているからこそ気づける変化があります。

毛並み。

皮膚。

におい。

筋肉。

そのすべては、その子が毎日どう暮らしているのかを教えてくれる、小さなサインです。

だから私は、

皮膚に症状が出たときほど、

皮膚だけを見ません。

その子がどんな毎日を送っているのか。

何にワクワクして、

何に緊張して、

どんな時間を過ごしているのか。

そこまで想像しながら、その子に触れています。

私はこれからも、この気持ちを大切にしながら、一頭一頭と向き合っていきたいと思います。

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この記事を書いた人

*トリマー歴10数年。自宅開業し6年、”いぬ愛”が止まらなく犬の健康のため東洋医学の資格取得。
*プライベートでは4児のママ。健康や生き方マニア。家庭菜園も趣味。
トリミング、犬との暮らし方、薬膳、子供、マインド、自然

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